純黒糖は脳疲労の特効薬
脳は内臓の中でもっともエネルギーの消費が高く、からだ全体の20%を占めています。しかもそのエネルギー源はブドウ糖だけです。その意味では白砂糖でも純黒糖でもブドウ糖に変わりはありませんが、白砂糖はブドウ糖以外の栄養素を含んでいません。しかし純黒糖は、カリウム、ビタミン類、ポリフェノール等を豊富に含んでいます。ここで純黒糖の役割が期待されます。
赤血球変形能(血液のサラサラ度)は、ストレスが加わると悪くなります。そこで純黒糖の黒色ポリフェノール成分が赤血球をしなやかにしてくれるのです。そして黒砂糖のブドウ糖が脳のエネルギー源になるのです。さらに白砂糖とは異なり、純黒糖は腸内にゆっくり吸収され血糖値の上昇がおだやかですのですい臓への負担が軽いのです。そのような意味で糖尿病の方にも安心できる食品です。
黒砂糖は、脳にも身体にも優しい食品という事になりますが、ポリフェノール成分は他にもいろいろ研究されています。臨床試験も行なわれた新規物質ポリフェノール(純黒茶)、黒ゴマポリフェノール(ブラックP)、タデ成分(ニューエンリリース)などにも多く含まれ、脳疲労の解消に役に立つ食品として注目しています。
純黒糖で“脳”を元気に、黒砂糖選びが重要
黒砂糖の産地の多くは鹿児島、沖縄を中心とした島々です。味も産地によって違いがあり、味、香り、色、形もそれぞれ異なっています。土、苗の種類、製造法、さらには生産者のサトウキビへの想い入れによって質が変わってきます。昨今の異常気象で同一の味のものがコンスタントに出来るとは限らず、その為にザラメ、水あめなどを加えている黒砂糖も多くあります。 基本的には、サトウキビ汁をそのまま炊いた黒砂糖が純黒糖なのです。純黒糖でないと黒砂糖の本来持つ効能は期待できません。特に肥満、糖尿病等のある方はザラメ、水あめを加えられていない純黒糖であることを確認してください。